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応研ソフト Windows11、Windows10対応について(Windows7についても解説)

応研ソフト Windows10対応について

2021年12月28日更新

本ページは、応研株式会社より発表されている情報を元に、応研認定販売代理店のミモザ情報システムが作成しています。
今後、新たな情報が発表された際には、本ページにてご案内してまいります。


目次


応研ソフトのWindows11対応状況

大臣NXシリーズは、Ver.4以降でWindows11に対応しています。このため、大臣NX Ver.3以前の製品をお持ちのお客様は、バージョンアップが必要になります。
Ver.4へのバージョンアップは、応研ソフトウェア バージョンアップをご覧ください。

また、その他大臣NXクラウドや、AXシリーズ等のクラウドサービスの対応については下記のメーカー公式サイトをご覧ください。


応研ソフトのWindows10対応状況

Windows10へのアップグレードの際は、ご利用中のソフトが下記のバージョン以降であることをご確認ください。
ご利用中のソフトのバージョンは、ソフトを起動し、「ヘルプ」メニュー内の「バージョン情報」にて確認できます。

製品名 Windows10に対応可能な大臣のバージョン
大蔵大臣NX Ver 2.42~
大蔵大臣NX 個別原価版 Ver 2.45~
建設大臣NX Ver 2.45~
福祉大臣NX Ver 2.95.15~
公益大臣NX Ver 2.95.15~
医療大臣NX Ver 1.92~
販売大臣NX Ver 2.86~
顧客大臣NX Ver 2.74~
給与大臣NX Ver 2.89~
就業大臣NX Ver 1.34~
人事大臣NX Ver 1.95.25~

※申告大臣NXにつきましては、平成27年度版以降、対応しております。

ご利用中のソフトがWindows10対応可能なバージョンではない方

大臣を最新版へバージョンアップしてください。


3. Windows11/10の特長について

3-1. windows11/10のサポート期限について

これまでのWindows(XP/VISTA/7/8/8.1)はMicrosoft社によるサポート期限が設けられていました。
XPのサポート期限は2014年4月に終了しましたが、稼働中のパソコンが数多く残存したため、メディアでも取り上げられる騒動になりました。
Windows7も、2020年1月14日にサポート期限を迎えました。

サポート期間内のOSは、日々進化するコンピューターウイルスや不正アクセスなどの脅威に対抗するための安全性向上や、OSのバグ・欠陥の修復のための更新が頻繁に行われます。
ところが、サポート期限を過ぎたOSは、これらの更新が行われなくなるため、危険にさらされてしまいます。

従前のWindowsでは、サポート期限が過ぎた場合は有料で最新版へアップグレードする必要がありましたが、Windows10以降は、ご使用機器・端末が対応する限り、更新プログラムが永続的に提供されるという告知がなされていました。
しかしながら、2021年にMicrosoft社より次期OS「Windows11」が発表されました。

対応する機器は、無償で11にアップグレードできることになっているため「サポート永続」の建前は崩れていませんが、Windows10のサポートは2025年10月に終了することが決定され、状況が変化しています。

3-2. アップデートが落とし穴に

Windows10が永続的に更新されること自体は、メリットが多い話でした。
ところが、いざ蓋を開けてみると、そうシンプルな話とはなりませんでした。

Windows10は、増大するセキュリティ面の脅威や、技術的進歩へ対応するため、これまで半年に一度の頻度で大型のアップデートが実施されています。
(バージョンと案内される、4桁の数字です。1803、1910、20H2など)

このアップデートでは、毎回機能面・構成面でかなり大がかりな変更が加えられるため、それまで正常に動いていた応研製品を含むソフトウェアや、プリンタなどのハードウェアが突然動かなくなる、最悪の場合はパソコン自体が不安定となり、正常に立ち上がらなくなるという不都合に見舞われるケースを多く耳にします。

こうした状況は、ひとえにOS側に起因する出来事であり、ユーザーをはじめ、ソフトウェアやハードウェアの開発者においても、不可抗力に近いものです。
このような大型アップデートの考え方は、後継のWindows11でも引き継がれています。
ここでは自衛策として、以下の内容を挙げておきます。

こまめにバックアップをとる

基本中の基本です。

Windows11/10のアップデートは、自動的に実行されるのが特徴で、原則「強制適用」です。
Windows7までのように、更新適用可否をユーザーが選択する余地はありません。
(「WindowsPRO以上であること」「BIOSなど高度でリスクのある設定を操作する」などの前提条件をクリアできる場合を除く。)

このため、万一パソコンが突然起動できなくなるなどの不都合に見舞われても、業務への影響を抑えられるように、日常的にバックアップを実行する習慣をつけてください。
これは、仮にWindows11/10環境でなくても、業務にパソコンを利用する以上、必要な措置です。

できるだけ新しいパソコンを利用する

古いパソコン、特にWindows7からの無償アップデートでWindows10に切り替えたパソコンは、パソコンの持つパーツ(マザーボード、チップセット等)が相対的に古く、新しいバージョンのWindows10でメーカー動作保障外となるケースがあります。

また、Windows10のアップデート自体が失敗し、起動できなくなるなどのリスクもあります。
重要な業務に供するパソコンほど、信頼性を担保するため、新しいパソコンをご利用いただくことをお勧めします。

更新(アップデート)のスケジュールを変更したり、無効化する

不都合防止や、動作検証が完了するまでの時間稼ぎを目的として「Windowsの更新を一時停止する」方法は、インターネットを検索するといくつも出てきます。

ただ、セキュリティ上の危険を抱え込む行為です。
あくまで一時的な利用にとどめ、恒常的に選択されるべきでない対処法です。

ソフトウェアの保守を途切れさせない

Windows11/10の更新により、突然ソフトが起動しなくなった、という問い合わせをいただく機会が増えてきました。

このような場合は、原則DMSS保守サービス(DMSS)へのご加入をお願いしております。
(保守サービスの提供が終了している旧製品の場合は、最新製品へのバージョンアップ+保守加入)

ソフトウェア保守のサービスの本質は、「コールセンターを利用する権利」ではなく、あくまで「あらかじめお約束した動作環境において、ソフトウェアを利用いただける状態を維持するために、遂次プログラムの保守管理を行う」ことです。

保守サービスが提供されている間は、応研側も、対応保障しているOS上での動作保証をする義務がありますので、お客様側では「いつ何時使えなくなるか?」と気にすることなく、安心してご利用いただけます。

3-4. まとめ

最新OSであるWindows11/10の普及や、企業の保有する情報資産の不可逆的かつ加速度的な増大、それに伴い深刻化するセキュリティリスクなど、基幹業務システムを取り巻く状況は、数年前と比べて明らかに変化しています。

パソコンの価格は下落しましたが、比例して製品寿命は明らかに短期化し、消耗品に近い感覚となっています。
業務ソフトについても、Windows11/10のアップデートにより突発的な不都合が生じたり、業務プロセスに大きな影響を与える法令改正の頻度が増えたりと、あらゆる角度から保守サービスの重要性が高まっています。

特に、久々に機器更新やバージョンアップを検討されるような場合は、こうした状況の変化を踏まえてご検討いただきますよう、お願いいたします。


5. Windows7対応状況

Windows7は、2020年1月14日をもって、製造元のマイクロソフト社のサポートが終了しました。したがいまして、当ショップでは、Windows7対応の表記をしておりません。
今後、Windows7は、新たに見つかる脆弱性を修正する「更新プログラム」が提供されません。
この状態でWindows7を利用し続けると、コンピュータウイルスなどの外部からの攻撃に対し、予期せぬ情報漏洩などのリスクを抱えることになります。

5-1. Windows7のサポート終了に対する手立て

最新のWindows「11」へ変更することです。
単純に、Windows11が搭載された新しいパソコンを購入されるのが最も安心です。
古いパソコンに、Windows11/10をインストールすることは、不可能ではありませんが、全てのパソコンを構成するパーツ、周辺機器等が新しい環境での動作に対応しているとは限らず、予期せぬ動作不都合の原因となります。

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