OBC奉行シリーズのサポート終了について
2024年02月13日更新
奉行シリーズをはじめ、全てのソフトウェアには、製品ごとにサポート期限(製品寿命)が設けられており、順次サポートが終了されていきます。
サポートが終了した製品を使い続けると、最新の法律や税制への改正対応ができないだけでなく、自動的に行われるOS(Windows)の更新にも対応できず、予期せず起動できなくなるなどのトラブルに見舞われるリスクがあります。
また、サポート終了後は、更新プログラムの提供や、サポートセンターのご利用等、OMSS会員サービスを全て終了いたします。
サポート終了対象のOBC製品をご利用のお客様には、最新バージョンである「奉行クラウド」もしくは「奉行11シリーズ」への移行をご検討願います。
このページの目次
サポート終了製品を使い続ける場合のリスク
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メンテナンス終了後は、今後一切の法令・税制改正に対応できない。
具体的には、奉行i10シリーズにおいて令和6年分以降の年末調整に対応できません。 - OSやハードウェアの更新に対応できなくなる
- 脆弱性の修正が行われないため、情報セキュリティ上の危険が増す
近年、Windows10/11の更新に伴う不都合が頻発しています
近年のIT関連技術の劇的な進歩に伴い、利便性の向上とともに、情報セキュリティを脅かす事案も多発しています。こうした危険性を避けるため、以前にも増してWinsdowsの更新が盛んに、かつ大規模に行われ、特にWindows10/11は、更新プログラムの適用は自動(強制)となっています。
このことに起因し、Windows上で動作するソフトウェアも、最新のWindowsにおける正常な動作に対応するため、更新が必要となります。
OBCにおいても、こうした法令改正対応以外のプログラム更新が随時実施されており、適用せずにいると、突然ソフトウェアが起動できなくなったり、データが取り出せなくなったりするなどの不都合に見舞われる可能性があります。
このような事情により、近年はプログラム保守の必要性が以前より格段に高まっています。
サポート終了スケジュール
メンテナンス終了...ソフトウェアの法令改正対応や機能向上のための開発業務の終了
サポート終了...サポートセンターの問合せ対応等、OMSSに係るすべてのサービスの提供終了
OBC 奉行シリーズ サポート終了スケジュール
ソフト名 | メンテナンス終了 | サポート終了 |
OBC 奉行11シリーズ全製品 |
未定 | 未定 |
OBC 奉行10シリーズ全製品 |
2024年8月31日 終了しました |
2024年12月31日 延長されました |
OBC 奉行8シリーズ全製品 |
2021年12月31日 終了しました |
2022年6月30日 終了しました |
OBC 奉行iシリーズ全製品 |
2018年12月31日 |
2019年4月30日 |
OBC 奉行21Ver.5シリーズ全製品 |
2016年12月31日 |
2017年3月31日 |
2024年8月31日以降は「OBC 奉行10シリーズ」はプログラムの更新が行われず、2024年以降の年末調整をはじめ、新たな税制・法令改正には対応できません。
2024年2月に、サポート期間の延長が発表されました。
サポート終了製品の後継品について
OBCでは、サポート終了製品の後継品として、クラウド版の「奉行クラウド」とオンプレミス版の「奉行11シリーズ」をリリースしています。
奉行クラウド
OBC管理下のデータセンター上にデータを預け、奉行を利用する形態です。サーバ不要で、手軽に複数人/遠隔値との共通運用を実現します。
利用料型(サブスクリプション)のため、定額の利用料を毎年口座振替にてお支払いいただきます。
奉行シリーズから奉行クラウドへの移行の場合、かかる費用は初年度のみの初期費用と定額の利用料のみで、バージョンアップ費は不要です。
1ライセンスから利用できるため、小規模企業様での導入も盛んです。
OBCは今後奉行クラウドを主要製品と位置づけると明確に打ち出しています。
一方で、データの持たせ方など、従来製品との差異もあります。
データ移行の可否や予算を踏まえて、基本的には「勘定奉行クラウド」を軸に検討を進め、困難であれば「勘定奉行i11」「勘定奉行J11」を採用する事をおすすめします。
<このような方におすすめ>
- サーバ更新費も含め、バージョンアップに要する費用を抑えたい
- 将来的に、さらなる業務効率化・デジタル化を進めていたい
- 社外(自宅やコワーキングスペース)でも利用したい/リモートワークできる環境を整えたい
- 自社サーバを保有したくない/買い替えたくない
- 常に最新版のソフトを利用したい
- バージョンアップや保守更新などの煩わしさを解消したい
奉行11シリーズ(オンプレミス版)
いまお使いの奉行シリーズ旧製品を、そのまま奉行11シリーズへバージョンアップします。
従前の奉行シリーズと同様、バージョンアップ版ソフトウェアを購入いただきます。
将来の11シリーズサポート終了の際には、改めてバージョンアップが必要です。
また、特にサーバについて、これまで利用してきた機器が動作環境を満たせなくなっている場合には、新たに買い替えの必要が生じます。
奉行11シリーズは奉行iシリーズと同じ開発基盤およびプログラムで構成されているため操作性は従来と変わりませんが、現状OBCの製品開発の主軸が「奉行クラウド」に移っているため、新機能の搭載については最低限の法令改正対応に留まる見込みです。
<このような方におすすめ>
- いままでと全く同じ環境/料金体系が良い
- 後継製品の検討に時間をかけたくない
奉行i10シリーズをご利用されている方は 奉行i11シリーズ バージョンアップ を参照ください。
奉行21シリーズ・奉行iシリーズ・奉行i8シリーズをご利用されている方は、お見積り対応となるため、お問い合わせください。