マネーリンク(Money Link)について
マネーリンク(旧IB連携オプション)とは、複数の金融機関やクレジットカード会社などの取引明細データを、一括して会計王シリーズに取り込むためのソフトウェアです。
ご利用になるには、各金融機関とお客様との間に、インターネットバンキング契約が必要です。
会計王・みんなの青色申告に付属し、これらをインストールすると無料でご利用いただけるようになります。
Money Linkの動作イメージ
マネーリンクを介して、金融機関やクレジットカード会社ごとに異なる取引データの形式を揃え、会計王に取り込める形に一括変換します。
会計王側では、取り込んだ明細データをもとに仕訳データを作成しますので、金額の入力作業や、入力ミスから解放されます。
事前に取引口座・取引相手などの情報をもとに、対応する勘定科目などの仕訳パターンをルール化して登録することができます(仕訳辞書の登録)。振替伝票形式(複合仕訳)にも対応します。
また、会計王・みんなの青色申告ともに、バージョン19からは「ビッグデータ」に基づいてAI(人工知能)が仕訳候補を自動推測します。
まさにフィンテック(金融とITの統合)。
こうした仕組みを活用すれば、原則、記帳作業は会計ソフトに任せ、人間は結果の確認を行えばよい状態となり、面倒な仕訳入力作業を格段に省力化できます。
マネーリンクを用いた「自動仕訳」の機能は、最近流行しているクラウド会計ソフトに近い考え方ですが、老舗会計ソフトメーカーとしての使い勝手の研究がなされています。
「自動仕訳機能を使いたい、しかし自分の業務に導入するなら実績のあるソフトやメーカーが良い」あるいは「顧問先の先生が対応していない」という方にとっては、朗報です。
マネーリンクで複数口座を一元管理
マネーリンクは、口座ごとの認証情報を保存でき、オンライン取込用利用者認証のみで複数金融機関の口座認証も自動化します。
ご利用の金融機関のサービス状況にもよりますが、面倒なファイルのダウンロードや取り込みなどの作業を介さず、直接マネーリンクへデータを取り込むこともできます。
さらに、取り込み忘れ防止のための自動取り込みや、家計分の取引明細の除外、二重取込防止など便利な機能を搭載しています。
(取込み可能な期間・範囲は、金融機関側のシステムに依存します)
マネーリンクは、会計王・みんなの青色申告をインストールしてあれば、すぐに使うことができます。
また、マネーリンクのみをインストールすることもできますから、インターネットバンキング利用専用のパソコンから明細データをダウンロードし、会計王が入ったパソコンへデータだけを移して使うこともできます。
マネーリンク対応金融機関
- 銀行
- 信託銀行
- 信用金庫
- JAバンク
- JFマリンバンク
- ろうきん
- 信用組合
- クレジットカード
- 電子マネー
全国の金融機関の法人口座、個人口座それぞれ約1,200件に対応し、全口座の99%をカバーしています。
詳細はソリマチ公式ホームページでご確認ください。
マネーリンク 対応ソフト
- 会計王(18以降)
- 会計王PRO(18以降)
- 会計王NPO法人スタイル(18以降)
- 会計王介護事業所スタイル(18以降)
- 販売王
- 販売王 販売・仕入・在庫
※仕訳の推測、振替伝票形式での取込みは「バージョン19」以降からです。
※ラインセンスパック、LANパックを含みます。
マネーリンク 動作環境
会計王の動作環境に準じます。