タックシール・ラベルシールの選び方
「ミモザのタックシールショップ」(以下、当ショップ)では、あらゆるニーズを満たすことができるよう、多種多様な既製品のタックシール・ラベルシールを販売しております。
タックシールにおける既製品とは、あらかじめ切り込みが入った状態でお届けする印刷前のタック紙のことで、当社では特注によるお客様ごとのオーダーメイドや、デザイン・印刷などの業務は承っておりません。
既製品のタックシールを使うメリットは、大量生産に伴うコストの低減、自ら印刷することによる無駄の排除や自由度の高さです。
半面、オーダーメイドではありませんから、サイズや紙質などは必ずしも望むものが手に入るとは限らないため、ある程度は妥協したり、工夫したりする必要があるかもしれません。
それでも、長年の製造や運営の実績から、非常に多くの商品ラインナップを揃えており、タックシール・ラベルシールに対する多くのニーズを満たすことができるよう努めております。
問題は、このタックシールの「山」から、自らに必要な商品を見つけ出すことです。
本項では、当社の過去の経験や、お電話での標準的なご案内手順を踏まえて、いくつかのパターンを列挙しますので参考にしてください。
また、ここでは1片単位のタックシールを「ラベル」と表現します。
サイズから探す
商品選定において一番重要なのは、見合ったサイズを探すことです。
多数の商品の中から絞り込むに あたっては、貼りたいラベルの大きさか、貼られる場所の大きさを明確にすることが最も手っ取り早い方法です。
また、用紙の種類や性質から絞る方法もありますが、欲しいサイズがなければどうしようもありません。欲しいサイズのシールを絞り込んだ後で、そのサイズにはどのような用紙のバリエーションがあるか?を確かめる方が、結果的には早く絞り込めます。
幅(ヨコ)×高さ(タテ)の大きさから絞り込む
言葉にするまでもないですが、定規で測ってみましょう。
貼られる場所の大きさから貼るラベルのサイズを導く際は、若干の余白(遊び)をもった、少し小さめなサイズを選ぶことをおすすめします。
寸分たがわぬサイズのラベルを用意すると、貼り付ける際に位置調整に苦労して、思わぬ時間を要したり、仕上がりが悪くなってしまいがちです。
サイズ表で探す
ミモザのタックシールショップでは、「ラベルサイズから探す」表が整備されています。
このページから実際のラベルのイメージを見ながら決めるのが一番スムーズです。
お電話越しでご案内する際も、私たちはこのページを見ています。
まずは、用紙のサイズ(判型)を決めます。
基本的にはA4サイズの中から探すと一番選択肢が多いので、特に拘りがないならばA4判をお勧めします。
次に、ラベル一片のサイズ:幅を決めます。
●mm台のボタンを選択すると、該当の商品群へ頭出しできます。
さらに、上下にスクロールして目当ての「幅」を見付けます。
視線を右に進めると、「高さ」の選択肢が確認できますので、順に絞り込んでいきます。
★アドバイス★
どうしても理想のサイズが見当たらない!そんなときは……?
ヨコ×タテを読み替える
思っていたサイズが見当たらなかった際は、タテとヨコを入れ替えて探すことも重要です。
90度回転させることになりますが、ラベル印刷の際に設定すれば済む話です。
どの程度妥協できるかを考える
お客様ごとに無数に要求されるサイズの中で、ピッタリの既製品ラベルがあることは稀です。
最初から、ある程度は妥協する事になると思って探す方が見つかりやすいです。
±何mmまで許容できるのか、検討しておきましょう。
用紙を選ぶ
マルチ、光沢、マット、再剥離、その他などの選択肢の中から、希望の商品を選びます。
この分類については、次項の「利用場面から探す」を参照ください。
サンプルを取り寄せる
ミモザのタックシールショップでは、試してみたいラベルの商品サンプルを無償でお届けします(一部対象外品番あり/商品ページに記載)。一度に3種類、3枚ずつまで請求できます。
お届けには1週間程度を要しますが、お時間が許せば、印字位置合わせやプリンタとの相性確認などのためにご利用ください。
見つからなかった場合
カットする
手でカッターを当てて、ラベルを切る方法です。
ノーカットの商品を購入し、全て切り込みを入れる方法を取れば、思いのままにできるわけですが、さすがに大変。
当然ながら、カットの回数は少ない方がラクなので、長辺が2倍になるラベルを探して、カットの回数を最小限に抑えるのが肝です。
この方法で考えると、選択肢は広がります。
特注する
当社ではお請けしておりませんが、どうしても妥協できない用途の場合は、オーダーメイドをした方が早い場合もあります。
通常、既製品のラベルを購入するよりもコストは上がりますし、納期もかかります。
なぜ既製品のラベルシールの中から探して、自ら印刷してでも作ろうと思うのかに立ち返り、オーダーメイドでは初期の目的(予算など)を達成することができないのであれば、やはりサイズについて妥協するほかないかと思います。
利用場面から探す
何に使うか?を念頭に置いて探すケースです。
前述の通り、サイズの絞り込みの後に考えても良い要素です。
安く大量に作る場面
DM等に貼る宛名ラベルや、物流場面で使用する識別ラベルなど、主にモノクロ印刷に供される場合は、普通紙ラベル(マルチタイプ)がふさわしいです。
最も多彩なサイズ展開に加え、レーザープリンタ、インクジェットプリンタなど、様々なプリンタに適合する「普通紙」と同じ印字適性を持っています。
コストが多少かかっても仕上がりにこだわりたい場面
商品ラベルなど、フルカラー印刷を施して商品の顔となるようなラベルは、印字品質にもこだわりたいところです。
具体的には、発色の良さやにじみが生じないなど、プリンタ毎の特性を踏まえて専用設計されたラベルがラインナップされています。
ラベル表面の仕上げも選択できます。
使用場面に制約条件がある場合なども、専用の用紙を選ぶ方が良いでしょう。
具体的には、
などが挙げられます。
さらに詳しく、多様な用途分類は「分類から探す」ページを参考にしてください。
印刷手段
選定した商品が、自社のプリンタで印字することに適していないと、再び選び直すことになります。
事前にある程度プリンターについて知っておくと、用紙との相性が分かります。
一般家庭やオフィスで普及しているインクジェットとレーザープリンタについては、別の記事で紹介しています。
ポイントは、ある程度の条件をもって絞り込んでいくこと
ざっと条件を挙げてから探し始めることが肝要です。
人間の認知能力を踏まえると、一度に検討できる選択肢の上限は「7つ前後」と言われています。
大量の商品の中からとにかく7つ以下に絞り込んで、その中で検討する状況を目指すのが、手っ取り早く決めるポイントかもしれません。
(これはラベル探し以外にも言えることかもしれません)
繰り返しますが、一番選びやすい(選択肢を絞り込みやすい)のがサイズだと思います。
サイズさえ決まれば、そのサイズの中でラインナップされている商品の中から選ぶことになるからです。
ここまで、10年以上にわたりお客様のラベルを選び続けた著者の経験を述べましたので、参考になさってください。
姉妹店のご案内
ミモザのタックシールショップを運営している私ども「株式会社ミモザ情報システム」は、当ショップ以外に「ヒサゴのラベル」で知られるヒサゴ社製のタックシール・ラベルシールも販売しております。
「ミモザのヒサゴショップ」内にラベルシール売り場があり、当ショップ同様、サイズ一覧表が用意されています。
もし当ショップで見つからなければ、「ヒサゴのラベルシール」も併せてご覧ください。
ラベルシール大百科
- タックシール・ラベルシールの選び方
- ラベルシールの歴史
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